住宅で失敗したが、また、そのあと住宅で成功した
結婚して2年目に中古住宅を購入した。
ローンを組んで繰り越し返済を7年かけて済ませ、ようやく完済したと思ったのもつかの間、土地に問題があることが露呈。
実は購入当初から欠陥住宅だった。
不当沈下する土地。
のり面がずれて、ひび割れている駐車場。
そんな家屋を言い値で買ってしまったのは、無知としか言いようがない。
補修、修理に数百万単位の出費をしたのち、とうとう手放したが、その値段、300万円。
実に3000万円以上の損。
妻の実家近くでマンションの建設が進んでいるとの情報を手に入れ、見学に。
即、手付を売って入居を決めた。
駅から徒歩1分。
実測60メートル。
実家との距離100メートル。
こんなに好立地はないと私が判断した。
妻は私がまさか妻の実家に寄り添ってくれるとは思っていなかったらしく、信じられないといった表情。
義母を見送った後、妻と二人で静かに暮らしている。
兄嫁との仲もよく、食事会やらドライブやらとしょっちゅう行き来している。
こんなにいい買い物はなかったと幸せをかみしめている。