シンガポールの市場で迷子になってパニック

シンガポール空港

私が高校生の頃の話です。

私が通っていた高校は修学旅行先がシンガポールです。

初めて行く海外と言う事で期待と不安が入り混じっていました。

トラブルが起きた時きちんと対処できるか心配でした。

そう思っていたせいか案の定トラブル発生です。

見知らぬ土地で迷子になったのです。

その日はグループ行動で私のグループは市場を周っていました。

初めて見る市場の雰囲気や売り物に目を奪われまじまじと見ていたせいでグループからはぐれたのです。

周囲を見渡しても見知らぬ人ばかりで軽くパニックを起こしました。

当時は携帯も持っておらず連絡する手段もありません。

落ち着かない気持ちのまま辺りを走り回ってグループの子達を見つけようとしましたが見つかりません。

とても心細くなり泣きべそをかいていたら、そこに偶然別グループの子達が通りかかりました。

私はすぐさま駆け寄り事情を説明します。

泣いている私を哀れに思ったのか「じゃあ一緒に行こう」と私をグループに招き入れてくれました。

ようやくホッとして今度は安堵の涙が出て来たのでした。

その後、ホテルで私のグループの子達と合流しました。

市場で移動する際声を掛けたけれどやはり私が聞き逃していたようです。

物事に集中し過ぎてこれ程のピンチに見舞われたのですから、もっと周囲の事に注意を向けないといけないと反省した出来事でした。