子供時代の初めての潮干狩り、楽しかった特別な思い出
私が初めて潮干狩りに行ったのは小学校3年生の時です。
当時通っていた学習塾が企画した遠足でした。
その日は朝からワクワクしており家を出る前から何度も熊手やタオル等の確認をしました。
見送る母に「沢山貝取って来るから!」と元気よく言ったのを覚えています。
1時間ほどバスに揺られてやって来た潮干狩り場はシーズンと言う事もありかなりの人でした。
他の人に貝を取られてはいけないと急いで浜に下りた所ズブズブと足が沈んでしまい軽くパニックを起こしました。
他の皆も悲鳴をあげながら四苦八苦した様子でぬかるみを移動します。
どうにか人の居ない所に移動し手当たり次第砂を掘ります。
そこはポイントが悪かったのか貝はいません。
もっと深い所に居るのかとそこばかりを掘っていたら引率の先生が「そこには居ないよ。少し掘って出て来ないなら他を当たった方が良い。」と教えてくれました。
場所を変えて掘ってみるとそこは当たりだった様で沢山のアサリが出て来ました。
初めての光景に興奮しながら網に貝を詰めました。
そうこうしている内にあっという間に終了時間です。
皆網いっぱいのアサリを手にしていました。
私もずっしり重くなった網を見てとても満足です。
その日の夕飯には私が取ったアサリで作ったお味噌汁が出され、コリコリとした弾力と出汁の旨味に舌鼓を打ちました。
その後も何度か潮干狩りに行きましたが、初めて訪れた時の思い出が最も印象深く残り特別なものとなっています。