ツバメが家に巣を作り、無事に巣立ちができたこと

ツバメ

日本でコロナ渦が始まった2020年の春にツバメ夫婦が車庫前に巣を作りました。

私は在宅で仕事をしていましたが、徐々にコロナの影響を受け、仕事が減っていきました。

そのため、時間があったこともあり、ツバメの見守りをすることができました。

今まで、鳥と関わることはほとんどなく、私にとっては初めての経験でした。ツバメの巣を見守るために、ネットであらゆる情報を調べました。

そして、天敵対策を行いました。ツバメは野鳥なので、人の手が加わることを嫌いますし、私もできるだけ見守るだけで、過干渉にならないように気を付けました。

家の前にある鉄塔で、毎年カラスが営巣していたので、それが気になっていました。

ある日、親ツバメが近くにやってきたカラスを威嚇していました。

そこで私も参戦し、一緒にツバメのヒナたちを守りました。

ヒナが巣立つまで、私は1時間おきに巣の様子を見に行きました。

仕事もしていましたが、その時はヒナたちのことが気になって仕方がありませんでした。

なので、私はコロナ騒ぎどころではなく、早朝から夜まで見守りをしました。

その後、無事に全員巣立ちをした時は、嬉しさと寂しさで涙が止まりませんでした。

この体験を通じて、私は人生最大の幸福を感じました。

人への愛情とは違う今まで感じたことのない深い愛を感じました。