真夏に倉庫から出られなくなって死にかけた
以前、ショッピングセンターの中の衣料品店で働いていた時のことです。
その日は遅番で、遅番はお店で私1人でした。
ショッピングセンターの閉店後にお店の閉め作業をしていたのですが、完売した商品の在庫を取りに行くために倉庫に行きました。
お店で借りている倉庫は、お店とは離れたバックヤードにあります。
倉庫から商品を持ってお店に戻ろうとして倉庫の内側からドアノブを回したのですが、ドアノブが空回りして開かなくなってしまって倉庫から出られなくなってしまったのです。
その時は携帯も持っておらず、その日はたまたまお店での締め作業が長引いてしまって周りのお店のスタッフも帰っていて誰もいなかったので、どうしようと思いました。
私が一番心配だったのが空調です。
閉店後しばらくすると、倉庫は空調が切られます。
夏だったので空調が切れるととてつもなく暑いので、このまま出られないと確実に熱中症になると思いました。
何度ドアノブを回してもドアは開かず、本当にまずいと思いました。
しかし、その日たまたまお店の退職するアルバイトの方の送別会があり私も退勤後に参加する予定でした。
私が閉店時間が過ぎてもずっと連絡が取れなかったのを心配して、同僚がお店に様子を見に来てくれて、倉庫の鍵が無かったため倉庫まで来てくれました。
そしてドアを外から開けてくれたので私は無事に出ることができました。
あの日が送別会じゃなかったら、私はどうなっていたんだろうと思うと今でもゾッとします。