知人の友人を雇ったらアル中だった件
私は建設会社を経営しているのですが、数年前知人から職を失って困っている友人がいるのだけど雇ってもらえないかな?と相談がありました。
知人の頼みという事もありアルバイトととしてなら良いよと雇う事にしました。
ちなみにこの雇った男性は年齢は38歳で建設の仕事の経験は多少ある人でした。
しかし実際に一緒に仕事をしてみるととんでもない事実が分かりました。
彼はやたらと唾をペッペッと吐くのですが、私が汚ないしあまり吐かないようにしてと注意すると「彼はスミマセン!分かりました!」と言い素直に聞いてくれました。
しかしスグにまたペッペッと吐きながら仕事をしていました。
昼休みになると、私は彼がお金に困っている事を知っていたので昼食をご馳走しようと彼を誘いました。
すると彼は「イヤ‥私は昼食は適当に一人で食べるので大丈夫です!」と言いスタスタと現場の外に歩いて行ってしまいました。
昼休みが終わり、私は彼に次にやる作業を説明する為に彼を呼びました。
しかし私は、彼が喋るとアルコール臭がしていることに気がつき、私は彼を叱りました。
「仕事中にお酒を飲んだら事故につながるから、今後絶対に飲むなよ!」と言いました。
しかし私は一つ気付いた事がありました。
それは彼の唾を吐く行為がピタリと止まったのです。
私は不思議に思いながらもその日の仕事を終えて帰宅しました。
翌日の朝になるとまた彼は所構わず唾をペッペッと吐きながら出勤して来ました。
やはりその日の昼食も私の誘いを断り一人でスタスタと現場を出て行ってしまいました。
そして昼休みが終わると彼の唾を吐く行為がピタリと止まっていた為、私は彼の元へと行き「今日は昼食何食べたの?」と世間話な感じで話かけました。
案の定彼はまた現場の外でお酒を飲んできたらしく、お酒の匂いを漂わせていました。
私は彼にもしかしたら‥〇〇君?アル中?と聞きました。
すると彼は小さな声で「ハイ‥スミマセン・・・。」と答えました。
彼が言うにはお酒は出勤前にも少し飲んでから来ていたらしいのですが、昼休みも現場の外に行きコンビニで焼酎を買い飲んでいたそうです。
彼はお酒を飲まないと手の震えが止まらなくなり、口内も渇いた状態になり唾を吐かないと気持ち悪くなってしまうそうなのです。
私は一応経営者ですからもしも現場でお酒が原因で事故でも起こされたら会社は信用を失いダメになってしまうので、彼には気の毒ですがその後会社を辞めてもらいました。
というか彼のアル中にも困りましたが、それよりもアル中の彼を私の所に紹介してきた知人に本当に困りました。
今後知人の頼み事は一切聞かないと心に誓いました。