忘れられないオーストラリアでのある夜の出来事
ワーキングホリデービザを持っていた私はパース という所に約1年間住んでいました。
まだ英語もままならないパース に来て1ヶ月位がたった時のことです。
その頃の私は月曜日から金曜日まで毎日語学学校に通っていました。
クラスメイトはとてもいい人ぞろいですぐに友達ができました。
ある日、韓国人の男の子が「僕のうちでパーティをするから来ない?」と誘ってくれました。
私はオッケーと言って、彼の家へ他のクラスメイトと参加することにしました。
彼の家は私の家からは少し遠く、バスで1時間半もかかる場所でした。
その日はクラスメイトが15人程集まり、食べて飲んでの本当に楽しい夜でした。
夜11時頃になって、もうそそろお開きにしようと、それぞれ帰宅しました。
私も一人バスに乗り、楽しかったなーと思いつつ、ハッと気づけばバスがとっても暗い道を走っていることに気付きました。
どうやらアルコールのせいですっかり寝てしまい、慌ててベルを押してバスを降りてしまいました。
これが最悪な結果を招きました。
真っ暗な道をひたすら歩き続けて1時間。
自分がどこにいるのかも分からず、スマホの充電も切れ、雨まで降ってきてとても寒い。
本当にピンチでした。結局、その1時間後、偶然1つの外灯を見つけ、その下で突っ立ていたところ、警察の車に拾われました。
警察官にパトカーの中で怒られながらも家まで送ってもらいました。
家に着いたのはもう明け方でした。
その後知ったのですが、私が彷徨っていたエリアは、とても治安が悪く、レイプやひったくりが多発しているところだった様です。