コンプライアンスガン無視な価値観の古い会社での飲み会
私が高校を卒業してすぐに就職した小さな会社で経験した飲み会での出来事です。
当時私は20歳にも満たない小娘で、お酒も飲めないのにお酌をして回るのに四苦八苦していました。
そんな中、尊敬していた男性役員からとんでもない質問をされました。
「さや(仮名)ちゃんはまだ純潔だよね?」 一瞬何のことか分からず固まってしまったのですが、近くにいた実の父より年上の男性上司から「いや、意外とさやちゃんみたいな娘はいろんな経験しているんじゃない?」と、議論を始めてしまいました。
お酒がだいぶ入っていたのもありますが、それにしたってあまりに酷いと思い、同じくお酌をしていた女性上司に目線でSOSを送るも、向こうは気づいていない様子…。
男性が9割以上の会社で女性陣はものすごく忙しくしており、こちらに気が回らなくて申し訳なかったと後に謝罪されました。
お酒の場とはいえ、勝手に処女か否かを目の前で議論されてものすごく嫌な気持ちになりました。
むかついたので「ご想像にお任せします」といってその卓には一切お酌をしませんでした。
そんなコンプライアンスガン無視な会社なので、その後もなんだかんだ問題が起き、暴力を振るわれる事件が起きたことをきっかけに、賞与という形で少量の慰謝料と傷病休暇を1年半ギリギリまで貰ってバッサリと辞めてやりました。
仲の良かった元同僚から現状を聞くと、未だにコンプライアンスの無視は変わっていないそうで、その方も今年度中に退職することにしたそうです。