サイクリング中に起きた不運な出来事
私自身、あまり遠出をしないタイプですが 自転車(スポーツバイク)を購入したのをきっかけに 遠方まで足を運ぶ機会が多くなりました。
購入当初は往復50km前後のサイクリングで満足していましたが 飽きてきたので思い切って距離を伸ばそうと思い往復150kmのサイクリングを決行しました。
長い距離ですので早朝から出発し75km先にある目的地までは無事に辿り着きました。
目的地で休憩と食事を取り今度は自宅に向かって折り返すのですが、走り出して5km前後ぐらいでしょうか。
突然自転車の後輪タイヤからプシュー!と大きな音が鳴りタイヤがパンクしました。
これまでにパンク修理をした経験は無いのですが予備のチューブと、Youtubeでパンク修理の予習はしてきたつもりでした。
幸い歩いて700mほどのところにコンビニがありそこでパンク修理を行いました。
周囲は結構な田舎で通行人や車は滅多に通らない地域です。
ここからでも自宅までまだ60km以上の距離があります。
その後ぎこちない手つきでパンク修理の方を行いましたが、チューブの交換の仕方が不味かったのかタイヤに上手く空気が入りません。
少し焦りながら再度チューブがちゃんと嵌っているのか確認しました。
それでもタイヤに空気が入らずこれでは自転車を漕くことすらできません。
刻々と時間ばかりが過ぎていき気付けばパンクをしてから約1時間が経っていました。
この時点で午後14時過ぎでありスマホでパンクを修理してくれそうな自転車屋がないか調べましたが、隣町の自転車屋までは20km近くもあり徒歩で歩くと4時間強です。
このままでは埒が明かないので自転車を押して歩くことにしました。
その自転車屋さんはチェーン店であり19時で閉店です。
順調に目的地まで歩けば18時台にはつく計算ですが実際に着いたのは 19時過ぎでした。
万事休すと思い人生初の野宿も覚悟しましたが、シャッターが閉まった店内の裏の入口は明かりがついており人見知りの私ですが野宿をするよりマシだと思い店の裏の出入り口から中に入り、まだ残っていた店員さんに事情を話し声をかけました。
その店員さんは40代ぐらいの店長さんだったかも知れませんが、パンクぐらいならすぐ終わるのでと了承してもらい時間外の中で修理をしてもらいました。
もしこの親切な店員さんと出会わなければ野宿か一睡もせずに約40kmある自宅まで歩いて帰るはめになっていたでしょう。
その後は修理を終えた自転車で3時間半かけて何とか午前様になる前に自宅に着くことが出来ました。