イギリスへの入国審査で強制送還になりかけた

入国審査

今から30年以上前の話です。

私はイギリスの音楽が大好きで、イギリスで色んなバンドのライブが見たいという理由で、イギリスに観光ビザで最長の半年間行くことにしました。

当時、入国審査はとても厳しいものだと聞いていました。

イギリスに入国時は一週間の往路のチケットを持っていても、観光で最長の6ヶ月のビザをもらえると聞いていたので、オープンチケットに一週間後の日付を入れ、あとでキャンセルするつもりで入国審査に挑みました。

往路のチケットを見せて、私はすんなり入国できたのですが、一緒に行った友達が過去に何度もイギリスに来ていた事があり、永住するのではないか?と疑われ、私も友達と荷物検査を受ける事に。

そこで、「一週間の旅行でどうしてこんな物まで必要なんだ?」と厳しく質問され、遂には「次の日本行きの便に乗ってこのまま帰ってもらうことになるかもしれないよ。」とまで言われました。

しかし、次の瞬間、持ってきていた10枚ほどのCDを見て、「これ、関税払ってないよね?一枚10ポンドの関税を払ったら見逃してあげるよ」と言われ、120ポンド払ったら、すんなり入国させてもらえたのです。

狐につままれたようでしたが、あの時は本当に強制送還させられると思い、今考えてもとても怖かったし、人生で最大のピンチだったと思います。