柔よく剛を制すで気の弱い私が延長戦でヒーローになった
高校の部活動はハンドボール部でした。
部活動にかなり力を入れている高校がある中、私たちの高校は進学校であることもあり、小さな目標ですが「3位入賞で関東大会に出場」ことを目標にして日々練習していました。
関東大会出場をかけた大会、3位決勝戦までほぼ予想どおり勝ち進むことができました。
3位決勝戦の終了直前、私たちのチームは1点差で負けていましたが、後輩がシュートを決めることができ、なんとか同点に持ち込み5分間延長戦を行うことになりました。
延長戦では相手の攻撃からこぼれたボールを拾い、私がカウンター攻撃でシュートを打つ場面となりました。
ハンドボールのシュートの多くは、キーパと2~3mで向かい合って1対1の対決となります。
その時のシュートは渾身の力を込めた超剛速球。。。ではなく、超スローボールでキーパの頭上を越えるシュートを選びました。
結果、見事にゴール。
このカウンター攻撃、なんと1回だけではなく3回4回…と繰り返す場面となり、すべて超スローボールでのゴールで得点。
この得点で勝利を勝ち取ることができ「3位入賞で関東大会に出場」となりました。
後日思い返すと、気の弱い私、実は緊張して力一杯シュートを打つことができなったのです。
でも、結果良ければ全てよし、仲間と先生がとても喜んでくれたので、今でも私の大切な思い出です。