自転車で顔面骨折して前歯が2本欠けた話
北海道の12月はいつ雪が降ってもおかしくないぐらい寒いです。
職場には自転車で毎日通勤しているくらい普段から乗っていて、今シーズンも、もうそろそろ乗り納めだと思っていた頃でした。
その日休日だった私は、歯医者に行くため、もこもこ厚着をして手袋をつけながら、いつものように自転車に乗っていました。
寒いながらも軽快にいつもどおり走行していると悲劇は突然起こります。
自転車の前輪が勢いよくコンクリートの溝に挟まり、身体がまえに飛び出して行きます。
とっさに手を着こうとしましたが、厚着していたジャケットが自転車に絡まり手が出ない。
顔面がコンクリートにスローモーションで吸い込まれて行くのを感じます。
鼻がくしゃりと折れる感覚と口元に激痛が走ります。
痛すぎて顔面の感覚がありません。
舌先で前歯を触るとなにもない。
私の歯はどこへ行ったんだと思っていると、意識が遠のいて気がつくと病院でした。
落ち着いてから顔面の縫合と差し歯にして現在に至ります。
あの日が人生最大のピンチでした。