おばあちゃんからの思いがけないルビーの指輪のプレゼント

現在、私は両親と祖母と一緒に暮らしています。

この前、両親が親戚の法事で出かけたため、私が料理や洗濯、片づけなどの家事を行いました。

もちろん、私がやって当然だと思っていたので、大変だとか面倒だとかは思いませんでした。

むしろ、普段、母に任せきりになりがちだったので「今日は頑張るぞ!」と張り切っていました。

洗濯をし、食事を作り、祖母と一緒に食事をして片づけをしていると、何やら祖母が「ゴソゴソ何かしているなあ」と感じました。

「何か探し物かなあ」と思いながら、片づけを続けて、片づけを終えると祖母がニコニコしながらこちらへやってきました。

「ありがとう。ご苦労様だったねえ」と言われたので、「全然だよ」と答えると祖母が小さな箱を差し出しました。

「何?」と聞きながら箱を開けると、中にはルビーの指輪が入っていました。

祖母は、「おばあちゃんのお父さんからもらった指輪だよ。いつあげようかと考えていたの」と言いながらとても嬉しそうにしていました。

「わたしがもらっていいの?」と尋ねると、祖母は「あなたはルビーが似合うと思うから」と答えてくれました。

「ありがとう」とわたしは答え、2人で微笑み合いました。

思いがけない贈り物に、心がほっこりした出来事でした。