挨拶から始まる縁で人間の温かさをしった

初めての仕事

コロナ禍真っ只中の中、フリーターから脱却してなんとかようやく初めて正社員になることができた。

初めての職種、初めて味わうオフィスの大人の匂いに圧倒される毎日。

コロナでソーシャルディスタンスが図られ、社内は静かで厳粛な雰囲気、それが私の会社員生活の始まりだった。

他での様子がわからないから、比較はできないけど、物音ひとつたてるのも緊張するぐらい、静かで集中力を高めてる周りの人達を見て、自分がどう振る前えばいいのか戸惑った。

必要以上に話さないで、自分の仕事に集中すればそれで良い、そう言い聞かせた。

だけれど、それは会社に来て人がたくさんいるのに、1人で仕事をしている孤独感を高める一方だった。

このままこれを受け入れて行こう、そう思った矢先、普段話したこともないが席が近く、毎朝挨拶だけしてくれる男性が、お菓子をくれた。

よかったらどうぞって。

部署も違い、名前すら知らない男性だったが、彼の優しさにまた前を向こうと思えた。