真夜中のキッチンで男一人幸せを噛みしめる

大好きなウイスキー

私は、50代の男。

妻と娘二人。

娘達は社会人となり家を出て今は妻と二人暮らし。

仕事から帰宅し、食事をすませ、風呂にも入りテレビを観てが眠気が来ない。

時計の針はすでに午前1時を回っている。

本を読めば眠くなるか、小説を手に取るが一向に眠くならない。

ではウイスキーをと。

グラスにウイスキーを注ぎ常温の水を同量。

トワイスアップの出来上がり。

ストレートでは濃いし、水割りでは薄すぎる。

ウイスキーの美味さと甘さを両方堪能できる飲みかただ。

大好きな小説を読みながら、ウイスキーを飲み天井を見上げ一息ついたその瞬間、突然湧いてきた幸福感。

真夜中の静けさの中聴こえるのは、長年連れ添った同い年の妻の寝息。

娘二人も無事成人し元気している。

私自身も怪我や病気もしたが、まず健康、遣り甲斐をのある仕事に恵まれている。

そして今、趣味の小説を読み、大好きなウイスキーを飲んでいる。

こんなありふれた日常の一コマに幸せを感じてしまう。

こみ上げてくる幸福感。

毎年海外旅行にいくわけ行くわけでも無く、ブランドの服を着るわけでなく、ごくごく一般的な生活だけど、真夜中のキッチンで幸せを感じました。