突然インターフォンが鳴ったと思ったら元カノが襲来してきた
私には12月からお付き合いを始めた年上の彼氏がいました。
出会った頃はお互い彼氏彼女がいましたが、お互いの彼氏彼女と別れ、お付き合いを始めることにしました。
平和に年末年始を過ごし、仕事が始まり、何事もなく日々を過ごしていたそんなある日、突然インスタグラムのDMでメッセージが届きました。
「今すぐ仕事を辞めて地元に帰ってください。(彼氏)さんにも迷惑が掛かっています」 とどこの誰かも分からない人からの突然の攻撃的なメッセージに、混乱した私は、少なくとも彼氏の知り合いであることは間違いないと彼氏に相談することにしました。
彼氏がDMの送り主に俺に迷惑は掛かっていないしやめてくれ、とメッセージをし、その場は一時収まったように思えました。
しかし、その行為こそ元カノの逆鱗に触れてしまう行為だったのかもしれません。
翌日、彼氏と外に出掛け、疲れて彼氏の家でお昼寝をしていました。
突然鳴り響くLINE電話の着信音。
表示された元カノの名前を見て、あきれたように着信音を切る彼氏。
その後も何度か着信がありましたが、すべて無視をして眠っていました。
数十分後 “ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン” インターフォンが何度も鳴ります。
何事かと思い、モニターに様子をうかがいに行く彼氏。
ドンドンドンッと玄関の扉をたたく音が聞こえたかと思ったらそのまま“ガチャっ”と扉の開く音もしました。
偶然その日、鍵を閉めるのを忘れてしまっていたのです。
私は恐怖で寝室から一歩も出ることができず、布団にくるまっていることしかできませんでした。
玄関の方からは彼氏と元カノがもみ合うような音。
元カノの高い怒鳴り声。
男の人の力でも外に出すことができないくらいの勢いだったそうです。
もし刃物を持っていたら、彼氏も私も殺されるんじゃないか、彼氏が殺される前に助けに行かなきゃ、そんな思いとは裏腹に恐怖で動かない体。
それからは、詳しいことはあまり覚えていません。
数十分ほど経ち、元カノが彼氏のお母さんを呼んでその場は何とか収まりました。
分かれてすぐに私と付き合い始めたことに納得がいっていなかったようです。
恋愛のもつれ程怖いものはありません。
勢いだけではいけないこともあるのかもしれないと学びました。