二回も転んで鼻血だらけの顔をさらしたピンチ

転倒からの鼻血

雪が降った翌朝、いつものように駅へ向かう為交通量が多い大きな横断歩道を渡ろうとしていました。

ここで人生最大のピンチが訪れます。

この横断歩道のど真ん中でツルっと滑り横転。

とっさに手が出ず顔を強打。

痛みと恥ずかしさでうつ伏せのまま身動きができずにいました。

あまりにも私が動かないので周りがざわつき始め「え?どうした?」「救急車呼ぶ?」という声が聞こえてきました。

焦った私はようやく顔だけ上げて蚊の鳴くような声で「あの…大丈夫ですぅ」と力なく言ったのですが、その時顔がヌルっと生温かい感じがしたのです。

これは明らかに鼻血です。

横断歩道の真ん中で一人だけすっ転び、さらに鼻血まで出しているという状況に耐え切れず、早く立ち去りたいと思い立ち上がろうとしました。

この時信号はすでに赤。

早くしなくてはいけません。

私を囲んでいた人たちの二人が私の腕を掴み、起き上がらせてくれようとしたその時、今度は三人でツルっとすっ転んで今度は仰向けです。

もうどうにでもなれと思いました。