諦めかけていた大物シーバスをついに手中に

フィッシング

とある釣り番組をたまたま見て、魚体の格好良さや洗練されたスタイルやタックルに強い魅力を覚え、始めたシーバスフィッシング。

自宅から自転車や車で数分程度という絶好のロケーションを活かし、仕事帰りや休日はマメにフィールドに通っていたものの、運に見放されたのか憧れの80センチオーバーは全くヒットせず、始めてからいつしか5年もの月日が経過していました。

フィッシングショップの壁にある魚拓の様な大物は、もはや自分に縁の無い存在なのか・・・そんな諦めの気持ちも芽生え始めていましたが、その年の秋は大物が次々ヒットしており、一縷の望みを掛けフィールドに通っていました。

その日は仕事が早く終わったものの疲労感が酷く、フィールドに出掛けようか迷ったのですが、無理をして出掛けたのが結果的に幸いでした。

全身から気迫や覇気が消え、ルアーを通し海中へのプレッシャーが減ったのか、フィールドに到着し僅か4キャスト目で警戒心満々な大物がヒットしました。

これまでとは明らかに違う重々しい引き。

無我夢中で10分以上ファイトし、河口際のサーフに何とかズリ上げた魚体は、夢の80センチをはるかに超える96センチ!現地のエキスパートでさえ中々手に出来ないサイズの重々しい魚体を抱え、しばし夢を見ているかの様な気分に浸っていました。