勤務先で突然の部署異動、冷遇を受けて退職した話
ある企業で派遣社員として数年間勤務していました。
派遣社員4、5名+企業の正社員2名で1つのチームでした。
数年前は派遣社員10名でしたが、自主退職や業務減少で人員調整などあり昨年には4名になっていました。
人数が減るにつれて派遣社員同士の仲が悪くなっていき、昨年の時点では正直いい居心地はしませんでした。
それでも企業の社員2名のおかげでなんとか円滑に回せていました。
ところが突然フロアの部長から部署異動を命じられました。
「異動と言っても業務内容は変わらず、チーム全員で別階のフロアへ移動するだけ」と言われましたが、実際は属していた社員2名を外すという大きな変化があり、私は腑に落ちず退職したくなりました。
異動の通告から10日後にフロアの引越しをしろ、移動先のフロアは身嗜みが厳しいから髪色を暗くしろ、等と急に色々言われたのも不快でした。
納得いかないものの、一旦様子を見ようと従って髪を染め直し移動しました。
移動先では新たな社員1名がチームにつくことになりました。
実際そこで作業をしてみて数日で、他部署とのやりとりの不便さ、派遣社員同士の空気の悪化、後任社員との合わなさを痛感し退職することに決めました。
派遣会社の担当コーディネーターに連絡しすぐに辞めたいと訴えましたが、退職届は最低1ヵ月前提出がルールとはじかれ、ルールに従うことにしました。
後で気づいたのですが、ルールといっても社内のものであり、法的には最低2週間前に退職申出すれば問題ないことをスルーしたのは残念でした。
退職届提出からの1ヵ月はとても長く感じました。
後任社員が何故か退職を引き止めようとしてきました。
派遣社員が退職する事をチーム全体へ通達する事も社員の仕事ですが、その社員はなかなか通達せず、やっと退職日の10日前にしていました。
その通達の仕方もまるで私が急に辞めると言い出したから…みたいな言い方でした。
実際チームの人たちからはそのように思われたようで、誰もが迷惑でした。
腹が立ちましたがそのままスルーし、最終出勤日まで黙って働きました。
最終日はチームへ一言あいさつさせてもらい、「退職は1ヵ月前に申出しております」とだけ言っておきました。
企業とも派遣会社の担当とも良い関係になれず終わりました。
退職後に労働局と職安へこの内容を報告して、離職理由を会社都合退職として処理して頂いたのが唯一の救いです。