一人寂しくひたすら調理をしていた海の家アルバイト

親戚が湘南にて海の家を出店するとの事でキッチンに調理スタッフとして手伝いに行きました。

なるべく安価にする為、お店はプレハブ構造となっており、換気が悪く冷房も無いためにキッチン内は蒸し風呂状態。

作業スペースも一人分位しか入れない程狭かったので自分一人だけ地獄のような環境で働かせられました。

勿論お金はその分貰えましたが、水着を着て客の呼び込みをしていたり、和気藹々と接客をしているホールの人達を見ると凄く羨ましかったです。

皆が夏の海を満喫している中、自分だけずっと室内だったので寂しい思いでしたが、他に調理を担当出来る者も居らず交代が出来ない状況なので仕方なしにと汗ダラダラでラーメンやら揚げ物を頑張りました。

毎日ラーメンを150食。一日の総売上は50万円平均を突破する大盛況ぶり。

そんな海の家も一月程度で終わりました。最後には打ち上げをしました。

短い期間ではありましたが関係性が出来ているホールメンバー達は皆で固まって騒いでいる中、自分は殆ど顔を出さなかったオーナーである親戚と二人で勘定しながら酒を飲むという結末。

青春っぽい事をしたくて海の家の手伝いに来たのになぁと思いながらも、貰えたお給金を見てにんまりする様な一夏でした。