忘れられないクリスマスでの彼氏からのサプライズ

サプライズプレゼント

当時23歳で20歳の彼氏がいました。

私は基本的にプレゼントやサプライズが好きで毎月記念日に手紙を書いたり、バレンタイン、誕生日、クリスマスなどのイベント事にはプレゼントをこっそり用意してお祝いしていましたが、彼氏はそういうのが得意ではなく付き合って初めて迎える自身の誕生日でもLINEで「おめでとう」と来ただけでした。

プレゼントがなかった事がとてもショックでした。

それでも自分で「プレゼントが欲しい」とは言えず、あげるだけのイベントが続いたある年のクリスマス。

自分が彼氏にプレゼントを渡すため泊まりの約束をして、合鍵を渡して私の仕事終わりから私の家で過ごす予定でした。

期待なんてこれっぽっちもしていませんでしたので、その日も普通に家で待ってくれていた彼と合流して私が用意した夜ご飯とケーキでお祝いしました。

ケーキを食べ終わったあとプレゼントを渡そうとすると、「ちょっと待ってて!」と彼が別室に行き、約2mの大きなりらっくまのぬいぐるみをかついで現れました。

「いつも貰うばっかりでごめんね。メリークリスマス」と、そのぬいぐるみを渡してくれました。

何を言った訳でもないのにプレゼントを用意してくれて、他のカップルさんたちには普通の事かもしれませんが、私はそれがとても嬉しくて泣いてしまいました。

あの何もしない彼が大きなぬいぐるみを持って電車に乗って家まで来てくれた事を思うと愛おしくて仕方ありません。

まさか自分の家にプレゼントが隠されているなんて思いもしませんでした。

それからはイベント事にプレゼントをくれるように。

そんな彼が今では愛する旦那様です。