我が家でツバメが初めての営巣で、ヒナが全羽巣立ちした

燕の巣立ち

私が今までの人生の中で、もっとも幸福を感じたことはツバメが我が家で営巣したことです。

それはちょうどコロナが始まった2020年の立夏の日のことでした。

世界中がコロナ渦で自粛ムードの中、我が家にやってきたツバメ夫婦はせっせと巣作りをしていました。

しかし、巣を作ったもののなかなかヒナが孵る様子がありませんでした。

当時の私はコロナ渦で仕事が激減し、ちょうど時間が空いていたこともあり、毎日ツバメの巣の下に落ちているフンの掃除をし始めました。

ですが、日頃から運動不足だった私はさまざまな理由が重なり、人生初のぎっくり腰になってしまいました。

そのため、1週間ほど分の掃除ができなかったので、気になっていました。

ようやく体が動けるようになり、腰痛に気を付けながらフン掃除を再開したのもつかの間、今度は、突然奥の方の歯が1本、大幅に欠けてしまいました。

災難続で気分が落ち込みそうになりながらも、何とか気持ちを立て直し始た6月下旬の朝、ツバメの巣の下に殻が落ちていました。

そこから私のツバメのヒナの見守りが始まりました。

毎日早朝から夜まで、1時間おきに巣の様子を見に行きました。

天敵対策をした効果もあり、7月下旬に無事に巣立ちを見届けることができました。

この3ヵ月はコロナ渦も含めて、本当にいろいろなことが立て続けに起こりました。

それでも何とか前を向いて進んでいけたのは、ツバメが営巣してくれたおかげだと思っています。

そして、今まで全く興味がなかった野鳥に興味がわき、今ではどっぷりハマっています。