本当に大切なものは、目には見えなくとも感じることは出来る
自分では犬は飼ったことはありましたが、猫を飼った経験がありませんでした。
ある日、燃えるゴミの回収日にそのゴミ置き場付近で小さな子猫がウロウロしているのを見かけるようになりました。
恐らく何か食べるものが欲しかったのでしょう。
どこかの飼い猫ではなく野良ネコちゃんであることは簡単に想像出来ましたが、その後も何度か目にするようになり気にはしていました。
その後も見かけると近所が迷惑がることを承知で猫缶や猫用のカリカリを少しずつ上げたりしていました。
そうこうするうちにある日以前飼っていた犬の小屋にその子が入っているのです。
最初は警戒しすぐに外に逃げて行ってしまうのですが、いつの間にか気づくと小屋にいるのです。
そこからは少しずつ冬でも寒いさなか玄関を開け放しながらご飯を上げたり、一緒に遊んだりしながらとうとう我が家の家族となったのです。
突然ポン!と現れた我が家のお姫様は「ポンちゃん」と名付けられ、その後14年以上我が家の大事な一人娘として我々夫婦を癒し続けてくれました。
残念ながら先月お空の虹を渡って行ってしまいましたが、精一杯の可愛らしさをもらえた人生最大の幸福を味わえたポンちゃんは今も我々夫婦の宝物です。