渡船で島に渡っての海水浴後の潮干狩りの思い出
今から40年近く前のお話ですが、私がまだ大学生時代の20代の頃の仲の良い友達と潮干狩りに行ったお話をさせて頂きます。
私が住んでいるのは瀬戸内海に面した所で、瀬戸内海では色々な小島が多く点在しておりまして、その内の一つに今ではやっていないと思いますが、当時本土から渡船で渡って小さな無人島に渡りそこで潮干狩りも出来る海水浴場がありました。
当然渡船代の中に潮干狩り代も含まれていたもので、この島に来る事自体が潮干狩りをするか人がメインとなっておりました。
通常潮干狩りとかは大体ゴールデンウィークとかの春から初夏にかけてが本番だとは思うのですが、当然この島のアサリは漁業の方が養殖で育てていたもので、大きさは皆同じなのですが、当時の私達はそんな事も知らずに、誰が一番大きいの取るかと言うのを競ってたのを覚えています。
夏休みにまず友達がその渡船で島に渡って潮干狩りが出来るというと情報を入れて来た時じゃあ皆で行こうと言う話になり朝一番で家を出て行き、その後皆と合流して、渡船で島に渡ってまずは思いっきり泳いで、呑んで馬鹿騒ぎをしながら潮が引いて来るのを待って、いよいよ夕方近く海水浴で体中日に焼けてヒリヒリしながら潮干狩りを開始して、友達同士でアサリを取ってはこっちが大きいとか自慢しながら取っていました。
しかし何分無人島なので船の出航時間があって、それが乗れなかったら無人島に置き去りにされる状態なので絶対に遅れる訳には行かない為、結局そんなにアサリが取れたって言う程じゃなく帰って来たと言う思い出があります。
あれは、漁業関係者の策略かと思う位でしたが、まぁ翌朝の食卓にはアサリの味噌汁が出る位の量でしたので、良しとしまして、大変良い思い出となりました。