なんだかんだで人の不幸は蜜の味だと実感した瞬間
5年以上交際した元旦那とは、結婚して3年もまたずに離婚しました。
理由は、典型的な相手の不倫と借金でした。
嘘に嘘を塗り固めたような男でした。
結婚して2年目からは、後悔と信じられない思いでいっぱいの結婚生活を送っていました。
それでもなかなか離婚に踏み出せず、今思えば自分のお人良し加減にも腹立たしく感じますが、ただ自分が不幸になっていくことばかりの状態でした。
心身共にボロボロの状態だった私は、空回りしたテンションで日々過ごしていて痛々しかったようです。
幸いなことに、周りの人間に恵まれたおかげで、離婚に踏み切り不幸な縁を断ち切る事ができました。
離婚の際は、元夫にこれでもかと罵られ、これ以上の関わりを持ちたくないあまりに慰謝料も何も請求しませんでした。
元夫と完全に縁が切れ、数年して再婚もし今までが嘘だったかのように自分が穏やかに、幸せに暮らしていると感じています。
それでも時折トラウマのようにあの頃を思い出して、言いようのない不安や憎悪が沸いてきていましたが、ある日風の噂で元夫の身に交通事故で不幸があったと聞きました。
その瞬間自分の中で感じたことのない胸の高鳴りと、抑えられない笑いが込み上げてきたのを今でも覚えています。
おそらくそれが、私にとっては人生最大の幸福を感じた瞬間でした。
願わくば死ぬまでに、それ以上の幸福を感じたいものです。