結婚することでギャンブル依存症の父親から離れられた

ギャンブル依存症

私の父親はかなりややこしい人で、ギャンブル依存症・アルコール依存症でした。

自営業だった関係で給料が振込制でなかったため、家にお金を入れることなく使っててしまうことが多くありました。

給料日が一定でないため、その日に待ち伏せしたりもできません。

少し帰宅が遅い日は、給料日だったのではないかと、家族でパチンコ屋を探したりもしていました。

数日帰らない日は、母は幼い私を連れて、父が特にはまっていた競輪場を探します。

子供ながらにそのお金が絡んだ大人の熱気は恐ろしくて、「父はどこだ、早く見つけないと全額使われてしまう」と必死な母の形相と相まって、今でもトラウマになっています。

家にいる日はお酒を飲む。

飲むと暴れる。

夜中に裸足で数キロ走って逃げたこともあります。

そんな子供時代を過ごし、早く家を出たいと思っていました。

そんな結婚生活だったにもかかわらず、女の子はお嫁さんになるのが一番幸せと言う母の言葉に洗脳され、結婚してこの家を出ようと心に決めていました。

けれど大人になり、実家の状況を調べられ破談になり絶望。

もう私は結婚することなどできないんだと諦めているときに出会ったのが、今の主人です。

結婚できて新居に足を踏み入れた時が、人生で最も幸せなときでした。

もう逃げなくていいんだ、探さなくていいんだ、家にお金を置いていても盗まれないんだと、やっと心落ち着いて暮らせるようになりました。