1000人に独りと言われる聴覚障害者
私は子供の頃に感音性難聴が発覚し、徐々に難聴が進行して現在は聴力の区分は聾です。
ワールドクラスに耳が悪い・聞こえないです。
耳が悪い事により経験する事は、周囲の人たちとは異なっている点があると考えていますし、若い時・学生の時に周りに居た同級生で同じような聴力の人とはあった事がなく、また年上の参考モデル(聞こえない人でかつお兄さん・お姉さんのような存在)のような人も身近には居なったです。
例えば在宅時に、チャイムの音が聞こえない事や電子レンジ洗濯機などの電化製品が出す音が聞こえない事で気づかない事が意外にも多いのです。
外出すると、バイクや車などの接近にも全く気付かず踏切を渡る最中で電車が来る事に気づいた事もあります。
聞こえる事が当然の事ととして造っているものは考えているより沢山あります。
こちらが聞こえていない事で無視していると考え、怒っている人に遭遇する事もしばしばです。
さらにはこちらが聞こえない事を相手に伝えても対処に困り、不機嫌になる方がなんと多い事か。
高齢化する社会では、高齢者を想った社会・環境づくりや、障害者にとっても参加できる社会やユニバーサルデザイン・バリアフリーなどの発想がより一層の社会への浸透をと考えます。
こういった事は、当たり前にやる時代が来て欲しいですが、実際は誰もやらずお金を払い平等などという嘘を押し付けないで欲しいというのが私の本音であり、現実です。
人間は非常に醜い、未来は自分で変えるしか方法はない。