初めての潮干狩りでマテ貝の摂り方を教えてもらう

50年前の潮干狩り

小学3年生のとき、愛媛県の西条市の河口に潮干狩りに行きました。

私はマテ貝という貝を小さい熊手で探していましたが、私には見つかりませんでした。

沢山採っているオジサンに教えてもらうとラグビーボール型の小さい穴の下にいるそうです。

ラグビーボール型の穴の下を掘りますと小さいカニが出てきました。

マテ貝の穴に塩を撒いてやれば驚いて、マテ貝が飛び出してくると教えられ、試してみるとニョキっとエンピツみたいにマテ貝が飛び出してきました。

私が急いで引っこ抜くと貝がらだけ取れて貝本体には逃げられてしまいました。

貝が諦めるまでしばらく、つかんだまま逃げようとする力を感じなくなるまで待たなければ採れないそうです。

結局、私にはマテ貝を摂ることが出来ませんでした。

潮干狩り客の中に大きなスコップで根こそぎマテ貝を掘って採っていくオジサンがいました。

沢山採れてはいましたが、私には少しも羨ましくはありませんでした。

もう50年近く昔の話です。

今では全く、その場所ではマテ貝が採れなくなってしまっているそうです。