夏の終わりに起こった、海での悲しい思い出

夏になると思い出す思い出があります。

私は、とある関西地方の田舎町の出身です。

20代前半の頃、私は関西の地方都市でアパートを借りる大学生でした。

4回生になった頃、単位が足りず留年する事が濃厚になった時、両親から下宿を辞め実家から大学へ通うように勧められ、従いました。

実家から大学に通う際、交通費や交際費はアルバイトの稼ぎから捻出するのが条件だった為、田舎町でも比較的に時給が良いとあるアパレルショップで働きました。

その時に出会った同僚はフリーターで、歳も同じで仕事終わりに頻繁に食事に行ったりする仲になりました。

夏が終わりに近づいてきた頃、大学も夏休みで暇を持て余した私は、夏の思い出が欲しくなり、同僚と近県のちょっとした海水浴場に行くことになりました。

当日は私の車で迎えに行ったところ、同僚から水着がない事を聞かされました。

水着がないと海には当然入れませんので一緒に買いに行きました。

やっとの事で海に着いた頃にはもう夕方も近く、少しでも海に入ろうと急いだ同僚は砂浜の小石で足を切ってしまいました。

テンションが下がった同僚は、砂浜に着いて1時間もせず帰りたがり、渋々家まで送りました。

同僚に振り回された、夏の終わりの思い出です。